NTKインターナショナル株式会社

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INTERVIEW

「QCD」のいずれの視点が欠けても、
質の高いサービスは実現しない。

名古屋支店 営業第2課 課長 古山 琢志
標準規格部品の営業・購買業務を経験後、機械加工部品製作の海外移管プロジェクトに携わる。その後、Kamatics/RWG製品、機械加工部品、冶工具の営業主担当として顧客の深耕営業と仕入先との調整業務に従事するかたわら、新規仕入先開拓に取り組む。2016年に営業課長に就任し、現在に至る。

そこに、私たちが介在する価値がある

名古屋支店 営業第2課 課長 古山 琢志

ご相談をいただいたお客様の要望をうかがい、最適な仕入れ先と仕入れフローを決定してご満足いただけるようなご提案をすること。そして、質の高い製品を期日までに確実に納めるために、適切なドキュメント管理や納期管理を実行すること。これが、当社スタッフの基本業務です。課題に対して意味のある提案を行い、納得してご契約をいただき、品質の良いものをオンタイムデリバリー(納期遵守)でご提供する。当たり前のことですが、こうしたきめ細やかな対応を確実に行っていくことが求められています。

もちろん、「ただ相談を待っているだけ」というわけにはいきません。ご発注をいただくには、業界のトレンドや最新技術などの情報にアンテナを張り、お客様のニーズや課題になっている部分などをリサーチし、それらを踏まえてNTKインターナショナルならではの提案をする必要があるからです。そこに、私たちが介在する価値があると考えています。

当社のQCD向上への取り組み

ビジネスを評価するポイントに「QCD」という視点があります。Qは「Quality(品質)」、Cは「Cost(費用)」、そしてDは「Delivery(引渡し=納期)」のことです。いずれの視点が欠けても、私たちが追求する「質の高いサービス」は実現できません。そしてお客様に満足していただくには、「質の高いサービス」の提供が欠かせないと考えています。

「Quality(品質)」の面では、製品の品質チェックと並行して合格品証明書、材料証明書、プロセス証明書、検査成績書といった書類の精査を行っています。また、営業スタッフによる直接納品も、不適合情報を早期にキャッチするための工夫の一つです。顧客の受入検査係と当社の営業スタッフが直接コミュニケーションを取ることで、その場で引き取ったり説明を行ったりというきめ細やかな対応が可能になります。

「Cost(費用)」の面では、製品購入時のボリュームディスカウントや工程の簡略化のために自社1階にある倉庫スペースを活用しています。温度管理がなされた室内で品目や納期によって整理しているので、複雑な分納のご要望にも対応できます。自社倉庫スペースを活用した在庫管理は、「Delivery(納期)」の面で短納期対応の付加価値にもつながります。

ただ、当社では、一般的に言われている「QCD」ではなく、「QDC」の順序で優先順位を置いています。その理由は、Deliveryが遅れることによる見えない追加Costを発生させないのが当社の『責任』と考えるからです。我々、納入業者が起こす納期の遅れは単なる遅れではなく、顧客内での不要な工程変更やそのための会議、残業の発生につながります。こうした費用は目に見えにくいですが、実は大きなCost増につながるものと当社は考えています。ですから、Deliveryを意識する事でCostも減らしていけると考えているのです。

業界全体の課題に対しても質の高いサービスを

名古屋支店 営業第2課 課長 古山 琢志

約300万点の部品からなる航空機の仕事は、複雑で多岐に渡ります。使用される部位によっても求められることが異なり、新しい技術が次つぎと出てきたりもします。入社から10年が経った今でも、分からないことが多くありますが、それがこの仕事の面白さと言えるかもしれません。この仕事には常に進んで情報を取りに行く姿勢や学習する意識が欠かせないので、そういったマインドを持った組織を作っていきたいです。

海外のサプライヤーを使った開発支援、量産体制構築支援、資材調達支援など、「私たちだからこそできるサポート」もたくさんあると思います。現在、日本の航空機産業は国際競争にさらされていますが、そうした中で適切なソリューションを見つけ、業界全体が直面する課題に対して質の高いサービスを提供していくことも私たちの使命だと感じています。